固定資産の時価評価について

 固定資産の時価評価としては、法人が保有する固定資産の帳簿価格の洗い替え評価、そのほか税務署を意識した同族会社間で行う資産売却に伴う評価、又は会社とその代表者との間で行う資産売却に伴う評価等が挙げられます。

 

 前者は、洗い替えに伴う評価であり、財務諸表において計上される土地、建物の時価評価を目的とするものであり、これは株主総会等での利害関係者等に対する適正な情報開示に応えるために財務諸表上の適正な資産価値(時価)を明らかにするための評価です。

 

 後者は、同族間売買において低額取引によって意図的に売却損を計上し、これにより税金逃れをしたと税務当局から在らぬ嫌疑を掛けられないように、売却にあたり事前に鑑定評価を行い、後日適正価格にて売却を行なったという事実を主張するための立証資料づくりとしての評価です。

 

 このように固定資産の評価につき、企業は各方面から時価をもって評価することが強く求められるようになってきております。

 

 しかし、これら固定資産といっても工場があり事務所があり、社宅があり保養所があるといったように様々な不動産が存しており、またこれらを評価する評価人も十人十色であることを考慮すると、企業としては最良の評価人を探し出すことが必要不可欠であると言えます。

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